oRIN’s diary ~ワインの学びなおしブログ~

ワインの学びなおしブログ

世界のワイン生産量

ワインは古くから人類の文化や歴史に深く関わってきた飲み物です。ワインはブドウの果汁を発酵させて作られますが、その品質や味はブドウの品種や栽培地域、収穫時期、製法などによって大きく異なります。ワインは世界中で愛飲されており、その生産量は年々増加しています。では、世界のワイン生産量はどのくらいなのでしょうか?また、どの国がワインの生産大国なのでしょうか?

 

国際ブドウ・ワイン機構(O.I.V.)によると、2022年の世界のワイン生産量は約2億6,000万ヘクトリットルと推定されています。これは前年よりも約3%増加した数値であり、過去10年間で最も高い水準です。この増加は主に欧州諸国の好調な収穫によるもので、特にフランスやイタリア、スペインなどの伝統的なワイン生産国が大きく貢献しています。一方、南半球や北米のワイン生産国では減少傾向にあります。これは気候変動や自然災害などの影響が考えられます。

世界のワイン生産量ランキングを見ると、2022年はイタリアが約4,900万ヘクトリットルで首位を維持しています。イタリアは多様なブドウ品種や地域性を持ち、高品質なワインを数多く生産しています。イタリアに続いてフランスが約4,600万ヘクトリットルで2位、スペインが約3,700万ヘクトリットルで3位となっています。これらの3カ国は世界のワイン生産量の約6割を占めており、ワインの強豪国と言えます。4位以下にはアメリカ、アルゼンチン、オーストラリア、チリ、中国などがランクインしています。

 

ちなみに、学んだ頃の生産量ランキングは以下の通りでした。

ワインの生産量に関しては10年経ってもあまり変化がないことがわかります。

1位 イタリア 4,580万ヘクトリットル
2位 フランス 4,540万ヘクトリットル
3位 スペイン 3,400万ヘクトリットル
4位 アメリカ 2,110万ヘクトリットル
5位 アルゼンチン 1,370万ヘクトリットル

 

世界のワイン生産量は今後も増加すると予想されますが、その一方で気候変動や環境問題などの課題も抱えています。ワイン生産者や消費者は、持続可能なワイン産業の発展に向けて協力していく必要があります。ワインは人類の文化遺産であり、その価値や魅力を次世代に引き継いでいくことが大切です。